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【ホンダアクセス】純正ナビにオプション設定される「リアカメラ de あんしんプラス3」を体験! 安心感が大幅アップ

ホンダ車向け純正アクセサリーの企画・開発・販売を行うホンダアクセス。エアロや脚まわりパーツ、ホイール、そのほかカーライフを彩る様々なアイテムをラインナップしているが、オーディオ&ビジュアル機器の純正アクセサリーブランドが「Gathers(ギャザズ)」である。

Gathersは2022年に35周年を迎え、その歴史を振り返る「Gathers35周年取材会」がメディア向けに行われた。会場には様々な最新Gathers製品が用意されており、純正ナビにオプション設定される運転支援機能「リアカメラ de あんしんプラス3」を現行N-BOXで実際に体験することができた。

手軽なコストで安心感が大幅アップ!「リアカメラdeあんしんプラス3」

取材会場には、「リアカメラ de あんしんプラス3」が装着されたN-BOXと、”周辺に存在する自動車”として2台のフリード Modulo Xが用意されており、取材メディアはN-BOXの運転席に乗り込んでその機能を体感することが可能となっていた。

というわけで、まずは「リアカメラ de あんしんプラス3」について紹介しておこう。

「リアカメラdeあんしんプラス」は、リアカメラから取得する画像を利用した運転支援システムで、初めて設定されたのは2015年のこと。以来、様々な機能が進化を重ねており、現行の「リアカメラdeあんしんプラス3」は名称のとおり第3世代のシステムとなる。

対応車種はステップワゴン、フリード、ヴェゼル、シビック、シビック タイプR、シャトル、フィット(メーカーオプションのナビ装着用スペシャルパッケージ装備車に装着可能)、そして軽自動車ではN-BOX、N-WGN、 N-VANとなる。

これら車種のメーカーオプションのナビ装着用スペシャルパッケージ装備車、または「Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ」にオプションで追加装着することが可能となる。

「リアカメラ de あんしんプラス3」の各種機能

最新世代である「リアカメラ de あんしんプラス3」の機能面における特徴は、「後方車両お知らせ」機能が追加されたこと。駐車時に便利な「後退駐車サポート」「後退出庫サポート」、高速走行時に死角になりやすい後側方の車両を検知する「後方死角サポート」といった従来の機能は、そのまま継承されている。

後続車両との車間距離が継続して近い場合、ドライバーにその状況を教えてくれる

後方車両お知らせ(新機能):後ろから接近する車両が、検知範囲に一定時間留まっている際に知らせてくれる。

後方死角サポート:高速走行時に車線変更をする際、死角になりやすい後側方に車両がいるときに警告する。

後退駐車サポート(機能変更):バックでの駐車時にコの字型のガイドが表示され、きれいに停められるようにサポートしてくれる。

後退出庫サポート:駐車スペースからバックで出庫するとき、接近する車両や人を検知した場合に警告してくれる。

今回の体験取材では、まず駐車場内にて「後退駐車サポート」および「後退出庫サポート」を体感できた。N-BOXの運転席に乗り込み、2台のフリードのあいだに停めるという設定。なお駐車場のマス目の大きさは、一般的な駐車場と同じサイズだ。

切り替えしてセレクターレバーをRに入れると、ナビ画面にはリアカメラの画像が映し出される。リアカメラは路面の白線を認識し、自車の駐車すべき場所を認識。後方視界のほか、真上からの画像を組み合わせることでステアリングの切れ角を視覚的にわかりやすくしている。

後退駐車サポートでは、リアカメラの画像にガイドラインを組み合わせて表示してくれる

当然ながら、車種によって車体の大きさやタイヤサイズ、ステアリングの切り角などはそれぞれ異なるため、この「リアカメラ de あんしんプラス3」では、1車種ごとにテストを繰り返して開発されているのだそう。

大型の高速サービスエリアやショッピングモールなど、最近ではフロントから斜めに停めるタイプの駐車場も増えているが、従来のマス目式駐車場においては、切り返しや車庫入れが苦手というドライバーにとって、非常に心強い味方となってくれるに違いない。もちろん運転時は実際に目視でも安全確認することが大原則ではあるけれど、ガイドラインの存在や、自車を俯瞰で見られる視点は非常にわかりやすい。

そして新たに装備された「後方車両お知らせ」機能は、モビリティリゾートもてぎの場内道路を使用して体感することができた。N-BOXにて場内道路を制限速度内で走行し、後方からフリードで追走する。フリードがN-BOXの後方に一定時間のあいだ居続けると、N-BOXのナビ画面でお知らせしてくれるというものだ。

前方車両との車間を極端に詰めて運転するアオリ運転は、2020年から「妨害運転罪」が創設されて厳罰化されたが、それでもトラブルの事例は絶えない。もちろんアオリ運転は絶対に許される行為ではないが、いっぽうで高速道路で追い越し車線をそのまま走り続けている車両を見ることも珍しくなく、こちらも「車両通行帯違反」となる。

斜め後方に接近している車両がいると、進路変更しようとウインカーを作動させた際に警告音で知らせてくれる

後方に近づいている車両がいるとドライバーに知らせることで、危険回避やスムーズなドライブのサポートをしてくれる「リアカメラ de あんしんプラス3」は、Gathersブランドを展開するホンダアクセスが、ユーザーの立場に立って開発を続けてきた機能だ。

対応ナビにオプション価格2万2000円(税込)というリーズナブルさも魅力で、運転中の『ヒヤリ』を減らしたいドライバーに対して非常に心強い機能といえる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

ホンダ純正カーオーディオ&ナビゲーション 情報サイ
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