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【ホンダアクセス】ホンダ車オーナー待望、Moduloと無限がコラボした「Modulo MUGEN THANKS DAY」開催(2)

ホンダ車オーナーにとっておなじみのパーツメーカー、Moduloと無限のよるコラボイベントがついに実現! Moduloブランドの純正アクセサリーを展開するホンダアクセスと、「無限」の名称でアフターパーツやホンダのモータースポーツ活動を共闘するM-TECが共催するホンダ車オーナー向けイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」が、栃木県・モビリティリゾートもてぎにて開催された。

会場となったモビリティリゾートもてぎ・南コースは、オーナーズミーティング/メインステージ/デモランコース/展示車両エリアに分かれており、展示車両エリアにはModuloと無限のパーツ装着車両のほか、Modulo Nakajima RacingのNSX-GTやNSX GT3が並べられた。

まずはModulo純正アクセサリーを装着した展示車両から紹介していこう。

発売されたばかりの新型プレリュードは、ベースモデルのスポーティなテイストをさらに際立たせるエクステリアアイテムのコーディネート、『Sports Style』をまとった車両を展示。

フロントロアスカートやフロントグリルモールディング、テールゲートスポイラーなどが装着されるほか、足元にはプレリュードに合わせて開発された、19インチアルミホイール「MS-051」を組み合わせている。 

来場者から「懐かしい」との声が多く聞かれていたのが、この5代目プレリュード。ホンダアクセスのエアロパーツといえば『実効空力』のコンセプトが有名だが、5代目プレリュードはその開発思想の源流とも呼べるモデル。

ホンダアクセスがはじめてフルエアロパーツを手掛けた車種であり、展示車両は貴重な当時の純正アクセサリーを装着。フロントリップやリアウイングといったエアロパーツだけでなく、サンルーフバイザーなど懐かしいアイテムも見られた。

ホンダアクセスがフルレストアを施し、まるで新車のようなコンディションのシビック タイプR

今回、Modulo MUGEN THANKS DAYに展示されたのは現行車種だけではなかった。なかでもModuloの歴史を語るうえで欠かせない1台が、このFD2型シビック タイプRだ。ご存知のように、シリーズ中で唯一の4ドアセダンとなったFD2型シビック タイプRだが、発売当時はDC5型インテグラ タイプRを上回る運動性能を求めて開発されたこともあり、『やりすぎでは!?』というほど締め上げられた脚まわりを標準装備としていた。

そこで純正アクセサリーのModuloは、「四輪で舵を切る」をコンセプトに掲げてスポーツサスペンションを開発。減衰力調整機構を備えたModuloサスは標準サスよりも乗り心地がよく、それでいてハンドリング性能は高く、実際にサーキットにおけるラップタイムでも性能向上を果たしたという魔法のような脚まわりで、記録的なヒット商品となったという。

そのほかにも現代の「実効空力」に繋がる前後フルバンパータイプのエアロや、トランクスポイラーなど意欲的に製品をリリース。このエアロはスーパー耐久シリーズ ST-4クラス参戦車両にも装着されるなど、デザインと機能を高次元で両立したModuloの象徴といえる1台だ。

初代NSX用Modulo製品は、かつてNSXの新車開発でテストドライバーを務めた玉村 誠氏が主導した

ホンダアクセスの純正アクセサリーといえば、基本的には現行モデル向けの製品。それが初めて販売終了モデルに設定されたのがNSXだ。ホンダ初の量産スーパースポーツであるNSXが誕生してから20年を記念し、ホンダアクセスはModuloスポーツサスペンションとドライカーボン製トランクスポイラーを新規に開発。2011年5月31日に発売された。

そのNSX用サスペンションおよびトランクスポイラーを装着した、NSXタイプSを展示。こちらはC32B型3.2リッターV型6気筒と6速MTを搭載するモデル。現行車種に比べると一際低いルーフ高やスリークなスタイリングは、多くの来場者から人気となっていた。

NSX専用ホイール「MR-R03」のサイズは F:19×8.5J +55、R:20×11J +55

第二世代のNC1型NSXは、Moduloが開発したアルミホイール「MR-R03」を装着。2014年からSUPER GTに参戦した「Drago Modulo NSX CONCEPT-GT」に装着されたホイールとデザインモチーフを共有しており、センターロック風デザインのセンターキャップが印象的だ。スポーク表面は光の当たりかたで色が変化して見えるグリントブラック塗装が施されている。

前述の初代NSXに続き、発売20周年を記念してホンダアクセスが手掛けた車種がビートである。Moduloスポーツサスペンションの新規開発・発売は同様だが、こちらはGathersブランドのスカイサウンドコンポやスカイサウンドスピーカーといったオーディオ製品も設定されていたことが特徴だった。

そのほかにもフューエルリッドやフロアカーペットマット、エンブレム、そしてハーフボディカバーなどを設定。展示車両はハーフボディカバーを除いてフル装着されていた。展示車両はいずれも車内への乗り込みが自由となっていたが、とくにビートのコンパクトな車体や開放的な頭上空間には驚きの声が多く聞かれた。

(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)