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【ホンダアクセス】ホンダ車オーナー待望、Moduloと無限がコラボした「Modulo MUGEN THANKS DAY」開催(3)

ホンダ車オーナーにとってはおなじみ、Moduloブランドの純正アクセサリーを展開するホンダアクセスと、無限ブランドのアフターパーツや、ホンダのモータースポーツ活動で共闘するM-TECが共催するイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」が、栃木県・モビリティリゾートもてぎにて開催された。

会場となったモビリティリゾートもてぎ・南コースは、オーナーズミーティング/メインステージ/デモランコース/展示車両エリアに分かれており、展示車両エリアにはModuloと無限のパーツ装着車両のほか、Modulo Nakajima Racingの NSX-GTやNSX GT3も並べられた。

前編に続き、Modulo純正アクセサリーを装着した展示車両の後編を紹介していこう。

現行モデルであるFL5型シビック タイプRは、フレームレッドが鮮やかなドアミラーカバーのほか、「実効空力」コンセプトの象徴であるシェブロン(鋸状)デバイスを実装したリアルカーボン製テールゲートスポイラーなどを装着。

インテリアもセンターコンソールやドアパネルにカーボン製パネルが装着されているほか、2026年1月に発売予定となっている本革製ステアリングホイールについて、ホンダアクセスのスタッフに質問するオーナーの方も見られるなど、注目度の高さを感じさせた。

このシェブロンデバイスを備えたテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)は、FL1型シビック(RS含む)およびFL4型シビックe:HEV用も設定されている。こちらはタイプR用とは形状や素材も異なる専用設計で、FL1&FL4に合わせて最適化されたもの。素材をFRPとしたことで、求めやすい価格も実現している。

そして「実効空力」を体験できる試乗イベントも用意されており、来場者がテールゲートスポイラー装着車両を特設コースでドライブすることもできた。助手席には、パーツ開発に関わったホンダアクセスのエンジニアが同乗しており、空力効果を体験しやすいポイントを直接聞くことができた点も好評だったようだ。

S2000の展示車両には、NSXと同じく玉村 誠氏が設計した当時モノのModuloサス(玉脚)が装着されていた

ホワイトのボディが眩しいS2000は、当時のModulo製品を中心に装着した車両。ホンダアクセスでは、S2000の誕生20周年を記念した『S2000 20th Anniversary』シリーズとして、エアロバンパーやサスペンション、オーディオリッドを開発。また新車販売当時にリリースされていたトランクスポイラーやリアストレーキは同形状で再販売されたが、この車両は「当時モノ」に拘ってパーツ選択がなされている。

車両はFD2型シビック タイプRと同様、状態のいいAP1型の中古車を市場で探して購入してレストア。フロントリップスポイラーやトランクスポイラー、リアストレーキ、スポーツサスペンション、そして今や貴重品のModulo製マフラーを装着している。

ホンダアクセスが開発するコンプリートカー「Modulo X」シリーズ。スポーツカーをベースとした唯一のモデルであるS660 Modulo Xは、今なお中古車市場で高い人気を誇る。展示されていたのは最終モデルであるバージョンZで、専用外装色であるソニックグレー・パールが特徴。

この日は多くのS660オーナーも来場しており、駐車場に並んだS660を見て改めて感慨深かったそう

そのS660 Modulo X バージョンZの近くで、スペシャルなゲストを発見! S660のLPL(開発責任者)を担当した椋本 陵 氏だ。現在はホンダ公式HP内「SPORTS DRIVE WEB」の業務に関わっており、ホンダのスポーツカー開発に懸ける想いなどを発信している。

椋本さん自身、現在もS660やS2000を所有しているスポーツカー好きであり、またカスタム&チューニングに関しても造詣が深いということで、Moduloや無限が提案する世界観は大好きとのこと。ひとりのファンとして、今後もこのイベントは継続してほしいと話してくれた。

(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)