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タテ置きミッドシップAWDの軽ターボ!!

エンジンを車体中央に置くミッドシップといえば、スポーツカーの王道的なレイアウト。そのミッドシップ・レイアウトを採用した軽のSUVが、1998年に登場したホンダ・Zだ。軽自動車のZといえば、1970年に登場した360ccの通称「水中メガネ」を連想する人もいるかもしれないが、今回紹介するのは2代目のほう。とはいえ約25年の時を経て復活した2代目Zは、4人乗員の軽自動車というくらいしか共通点はないのだけれど…

2代目Zの特徴は、UM-4(アンダーフロア・ミッドシップ・4WD)シャシーを採用したこと。エンジンはFFのそれを90度向きを変えたように縦置きマウントされ、左右のドライブシャフトがそのままプロペラシャフトとなるフルタイム4WDとなっていた。

従来であれば後席の居住空間が犠牲になるミッドシップだが、エンジンを傾けて搭載することで後席の下に納めた。前後重量配分は50対50を実現するなど素性の良さはスポーツカー並み!?

従来であれば後席の居住空間が犠牲になるミッドシップだが、エンジンを傾けることで後席の下に搭載。前後重量配分は50対50を実現している

エンジンは直列3気筒SOHCのE07Zで、ホンダ軽自動車初となるターボ(64ps)のほか、NA(52ps)もラインナップ。トランスミッションは全車4速ATを搭載していた。スペックというかその生い立ちを書き連ねていくと完全にスポーツカーを連想するが、そのフォルムは3ドアの都市型SUVという印象。しかし190mmも確保された最低地上高や5穴ハブの採用など走りに関しても本格的で、デザイン先行のモデルでないあたりがホンダらしい!?
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なお当時の新車車両価格は、NAエンジン搭載の「Z」が114万8000円で、「Zターボ」が128.8万円。デュアルエアバッグも標準装備されながらS660の約6割という価格設定は、いま考えるとかなりお得に思えるかも。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)