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松浦孝亮選手がステップワゴンModulo Xを語る

水村リアちゃん&結城みいちゃんの『Modulo女子旅』いかがでしたか? さて今回、スペシャルゲストとして登場していただいた、レーシングドライバーの松浦孝亮選手。せっかくのチャンスなので、松浦選手にもステップワゴンModulo Xの印象を聞いてみました。

「僕が何より市販車に求めたいのは、乗り心地の良さなんです。普段、サーキットへの往復で運転する機会も多いですが、急激にパワーが出たり、脚まわりが硬いのはちょっと…って思います。その点、ステップワゴンModulo Xは乗り心地が抜群! ルーフが高いミニバンはどうしても重心も高くなり、高速道路でもユラユラしてしまうイメージがあったのですが、ステップワゴンModulo Xはピタリと走ってくれます」

「それでいてコーナーではステアリングを切ると、自然にきちんと曲がってくれる。向きたいだけクルマが向きを変えてくれる。決して特別なことじゃなく、いわば『究極のニュートラル』なんですけど、これって実際はすごく難しい。ステップワゴンModulo Xは、僕が抱いていたミニバンのイメージを変えましたよ。高速道路での横風やわだちに強いのに、気持ちよい曲がりやすさも備える脚まわりが何より印象的ですね」

なるほど! ステップワゴンModulo Xの乗り味は、女性からプロのレーシングドライバーまで、幅広い人に受け入れられる懐の深さを持っていると言えそうですね。

ここで少し、本業のことを聞かせてください。2017年は、SUPER GT第6戦・最後となった鈴鹿1000kmで念願のNAKAJIMA RACING移籍初勝利を達成することができ、最高の年だったのではないですか?

「最高と言い切ってしまっていいのかはわかりませんが、チームにとっても自分自身にとっても久しぶりの優勝で、結果が残せたことはとても嬉しかったです。ただタイヤに関しては、移籍初年度ということもあり、僕が最初から開発に関わっていた状況ではなかったので、本当の勝負は2018年シーズンからと思っています。年末にはセパンでのテストも行い、開発を進めています。これまで培ってきたものを見せられるように頑張りたいです」

2018年からが、本当の意味で「松浦孝亮選手の年」ということですね!

「そうですね! GT500でダンロップタイヤを装着しているのはわれわれNAKAJIMA RACINGだけなので、開発自体はとても大変ですが、だからこそやりがいもあります。今シーズンも優勝したいですし、ぜひ応援よろしくお願いします!」

2018年のスーパーGT参戦体制も発表され、いよいよモータースポーツもシーズンインへカウントダウン。64号車のNAKAJIMA RACINGはドライバー・ラインナップに変更はなく、ベルトラン・バゲット選手と松浦孝亮選手がコンビ結成2年目のシーズンに挑みます。今年も#64 NSX-GTに注目しましょう!

東京オートサロン2018に出展された、STEPWGN Modulo X Concept

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PHOTO:Kiyoshi WADA(和田清志) TEXT:Kouki YAMADA(山田弘樹)
取材協力:ホンダアクセス(TEL:0120-663521) www.honda.co.jp/ACCESS/

ステップワゴンModulo X
SPECIFICATION
□全長×全幅×全高:4760×1695×1825mm□ホイールベース:2890mm□車両重量:1700kg□乗車定員:7名(ベンチシート仕様は8名)□エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC+ターボ□総排気量:1496cc□最高出力:150ps/5500r.p.m.□最大トルク:20.7kg-m/1600-5000r.p.m.□変速機:CVT□サスペンション型式(F/R):マクファーソン式/車軸式□ブレーキ型式(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク□タイヤサイズ(F&R):205/55R17□車両価格:366万5000円