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【ちむレポ】ついに掴んだ、34号車の初表彰台!!!

皆様、こんにちは! 2018 Moduloプリティの生田ちむです!

早いもので、今年のSUPER GTシリーズはもう第7戦。九州・オートポリスでのレースが開催されました。

週末は寒いと聞いていましたが、本当に(というか想像以上に)寒かったです! 私たちレースクイーンはお腹を出しているので、合い間合い間に暖を取りながら頑張りました!!

まずは予選ですが、ちょうど私たちがホンダブースでレースクイーン撮影会を行っている時に始まりました!! モニターでチェックしたら、残り5分というところで赤旗が出されるアクシデントもありましたが、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3はQ1を担当する道上 龍選手が5番手のタイムを記録し、みごとにQ2に進出!!

そしてGT500クラスのQ1が行われ、インターバルを挟んで注目のQ2!! 今度は大津弘樹選手が担当し、今シーズン最高グリッドとなる7位スタートが決定しました!!(これまでの予選最高順位は前回の8位でした)

そして翌日の決勝レースの日も青空に恵まれ、すごく天気は良かったのですが風が吹くと寒さを感じました。スタート時の気温は17度で、前日の予選日とあまり変わらないようでした。

この日はドライバートークショーもあり、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3のドライバー2人に加え、今回は96号車のドライバーがゲストに登場しました。

トークショーでは、新田選手と大津選手はここで初めてお話をするという話や、血液型のお話、道上選手と中山選手のお父さんとの過去のレースで起きた伝説のお話を聞かせてくださいました。笑

みなさんもサーキットに来たときは、ぜひホンダブースのトークショーへ、お話を聞きに来てください! レースへの意気込みはもちろん、ここでしか聞けない面白いお話などもたっぷりなので、その後のレースも見ていて楽しさが増えることを約束しちゃいます!

私もステージの横でお話を聞いていて、初心者でもわかるようにコースの特徴など説明しながら話してくださるので、すごく為になるなと思いました。

そして午後にはスタート進行が始まり、いよいよ14時に決勝レースがスタート!! 34号車Modulo KENWOOD NSX GT3のスタートドライバーは道上選手が担当しました。1周目で1台前を走るマシンがスピンし、6位に浮上。その後も3周目で前を走るマシンをオーバーテイクし、早くも5位に!!

20周目を走っているときに赤旗でセーフティーカーになりましたが、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3としては4位との差を詰めるチャンスとなりました。

その後、セーフティカーが明けて26周目にピットイン。大津選手へとドライバー交代を行いました。このとき、なんと前と後ろを走っていたマシンも同じ周でピットイン!!

ここでは誰よりも早くピットアウトしたい…。ちょうど公式映像でピットレーンの様子を映してくれていたのですが、1番にピットを出ていくのを見て「よし!」と叫びました。そしたら前のピットにいたマシンもピットアウトし、どちらも譲らずヒヤヒヤしました。

フレッシュタイヤを装着し、順調に周回を重ねる大津選手。周りのチームもルーティンのピットインが終わり、順位は5位。そしてラスト10周の時点でなんと4位に浮上します!!!

その後も前走車との差をどんどんと詰め、残り5周でかなり接近しているのが映っていて、前回の菅生を思い出させるようなオーバーテイクを私たちは期待して見守りました。

そして残り4周目の1コーナーで、大津選手が3位のマシンのインに飛び込み、3位に浮上! コーナー立ち上がりでは軽く接触もあり一瞬心配しましたが、3位になった瞬間、ピット内では大歓声が起き、私たちもボロッボロに涙が出てきてみんなで抱き合ったりしていました。その後は最後まで安心して見ていました。

そしてついにチェッカー!! 念願の表彰台です!!

表彰台に登る2人を、夢中で撮影する私たち

思えば、Modulo DRAGO CORSEは新規参戦となるチームで、大津弘樹選手はSUPER GTデビューイヤー。道上選手は長年ホンダでGT500クラスのエースドライバーとして活躍されていましたが、2015-2016年はチーム監督として参戦。今年は初めてGT300クラスにチーム代表兼ドライバーとして参戦しています。

シーズン当初はなかなか結果が出ず、不運があったり苦しいレースが続きました。さらには第5戦富士でのアクシデントによりマシンが全損状態に…

今までのマシンでは継続参戦できないと分かり、困っている道上選手の表情。しかしピット内の暗い雰囲気を見て、このままではアカン!と一生懸命に色んな人とお話をしている姿が印象的でした。そして本当にたくさんの方の支援をいただき、新しいNSX GT3がチームのガレージに搬入されました。

生まれ変わった34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は、鈴鹿10hでデビューすると、前回のSUPER GT第6戦(SUGO)では、大津選手の『絶対に結果を出したい!!』という気持ちが伝わってくる怒涛のオーバーテイクもあり、4位に入賞。そして今回の走りも凄かったです。これらのことが一気にこみ上げてきて、3位になった瞬間から涙が止まりませんでした…

レースが終わってピットロードを歩いていると、16号車MOTUL MUGEN NSX-GTのドライバーである武藤英紀選手、中嶋大佑選手、さらにModulo開発アドバイザーの土屋圭市さんが来てくださり、『おめでとう』って言いに来てくださるなど、とても愛されてるチームなんだなぁとあらためて感じました。

この表彰台はとても意味のあるものですよね。さらに、J SPORTSさんから送られる『ベストパフォーマンス賞』も受賞したというアナウンスを聞いて、ダブルで嬉しかったです!!!!

そして次戦はいよいよ2018 SUPER GT最終戦! 11月10日~11日に、ツインリンクもてぎで開催されます!! 今回から発売されたModuloパーカーが、最終戦でも販売されます! とっても可愛いので、ぜひ私とお揃いで着てくださいね。

勢いのある34号車Modulo KENWOOD NSX GT3を、引き続き応援よろしくお願いします!!

生田ちむ
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