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【動画】第8戦&第9戦はゲートウェイでのダブルヘッダー。好調キープの佐藤琢磨選手はレース1で2位表彰台を獲得!

佐藤琢磨選手が2度目のインディ500ウィナーとなってからわずか一週間後、NTTインディカー・シリーズは隣州のイリノイ州に移動。第8戦と第9戦のダブルヘッダー・レースがセントルイスにて行われた。

ペースカーのシビック・タイプRを先頭に、ピットロードに整列したマシンたち。佐藤琢磨選手は5番手スタート

イリノイ州マディソンにあるワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイで開催された、NTTインディカー・シリーズ第8戦。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの30号車 ABeamコンサルティング・ダラーラ・ホンダを駆る佐藤琢磨選手は、スコット・ディクソン選手に続く2位でチェッカードフラッグを受けた。

5番グリッドからスタートした琢磨選手は、65周目に最初のピットストップを行なうまでに3番手に浮上。その後、周回遅れのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)に行く手を阻まれて12番手まで順位を落としてしまう。すると降り始めた霧雨の影響で108周目にイエロー・コーションが提示されると、琢磨選手は115周目に2度目のピットストップを行った。d

200周のレースの157周目には3番手まで挽回し、162〜175周目にはトップに立つと、そこから3回目のピットストップを行った。ところが、このとき左リアタイアの交換に手間取って2〜3秒をロス。この影響でピットアウト後はトップの座を守ることができず、3番手となってコースに復帰した。

琢磨選手は先行するパトリシオ・オワード選手(アロー・マクラーレンSP)をプッシュすると、180周目にオーバーテイク。さらに2秒ほど先行していたトップのスコット・ディクソン選手(チップガナッシ)に迫っていく。琢磨選手は183周目にはファステストラップを記録しながら猛追したものの、最終的には0.14秒差で届かず、2位でチェッカーフラッグを受けた。

ダブルヘッダーとなる次戦第9戦は、現地時間の30日午後3時45分にスタート。佐藤琢磨選手は予選でポールポジションを獲得しており、この好調を維持してインディ500に続く今季2勝目に期待がかかる。


佐藤琢磨選手コメント
「チームが素晴らしい仕事をしてくれたことは間違いありません。先週以来、僕たちは圧倒的な勢いを保っています。スコット・ディクソン選手とチップ・ガナッシのメンバーにはおめでとうと申し上げます。僕はレース序盤にいくつかポジションを落としましたが、そこから力強く挽回しました」

「メカニックたちが素晴らしい仕事をしてくれたのに、2位でフィニッシュしたことはもちろん残念です。ときには僕がミスをするし、ときにはメカニカルなトラブルが起きる。たしかに今日はピットストップで問題が起きましたが、でも全員がひとつのチームとして戦っていることに変わりはありません。No.30を担当するメンバーは2周連続でバツグンの働きをしてくれたので、彼らの努力を僕は誇りに思っています」

(text:Honda Style magazine)