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【19BAS】鮮烈なレッド内装とスカイルーフ装備のHR-V(ヴェゼル)

2019年7月3日に開幕した『バンコク・インターナショナル・オートサロン』。ホンダ・ブースは例年どおり、純正アクセサリーのModuloパーツ装着車を中心に展示されており、メインステージにはModulo仕様の新型アコードが展示された。

【19BAS】バンコク・オートサロン2019が開幕。ホンダブースのメインはModulo仕様アコード

いっぽうブースの入り口付近にあたる最先端の場所には、ホンダの世界戦略車であり、タイをはじめ東南アジア地域でも販売が好調なHR-V(日本名ヴェゼル)が展示された。

展示されたHR-Vは、スポーティグレードの「RS」。日本仕様にも同名のモデルが存在するが、タイ仕様のHR-Vは全車が1.8リッターSOHCを搭載し、ハイブリッド車はラインナップされていないなど内容が異なる。RSはフェンダーモールやサイドミラーがグロスブラック仕上げとなるなど、外装を中心に変更されている。

基本的に外装まわりは日本仕様ヴェゼルと大きな違いはないが、ヴェゼルオーナーなら思わず「いいな〜!」と声を上げてしまいそうなのがスカイルーフだ。フロント&リアシート上面にのルーフをガラスにすることで、開閉はしないものの車内を明るくしてくれるスカイルーフ。

かつて「上空サプライズ」のキャッチコピーとともに、エアウェイブに初搭載されて話題となったが、近年は日本国内の新車ラインナップにて姿を見かけることが少なくなっている。そんなスカイルーフも、タイ仕様HR-Vではオプションで選択することが可能だ。

いっぽうインテリアでは、日本仕様のヴェゼルには設定のない鮮やかなレッドレザーが特徴。ステアリングやシフトセレクターレバーもレザータイプとされ、レッドステッチが施される。

ダッシュパネルやセンターコンソール横の部分も、シート同様のカラーで合成皮革が使用されるのは日本仕様と同じ。ただしヴェゼルがブラックまたはブラウン系のみとなるのに対し、レッドカラーで囲まれた室内は格段に鮮やかだ。

シートもオールレザーを採用。ヴェゼルにオプション設定される本革シートは、ブラックまたはブラウンの2色となり、背もたれ中央部分に◇状のデザインが描かれるが、タイ仕様HR-Vではシンプルなタイプとなる。背もたれ部分のデザインは、ヴェゼルが上下2分割なのに対してHR-Vでは上下3分割を採用。

2013年に日本市場へ初登場し、それから世界各国の市場へ導入されたヴェゼル(HR-V)。生産も世界各地の工場で行われているため、仕向地ごとに様々な仕様が存在するが、スカイルーフやフルカラードレザーを採用したインテリアの存在など、タイ仕様HR-Vもかなり魅力的。日本仕様ヴェゼルにもオプション設定してほしい!という声も多いのではないだろうか。

(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)