2019 東京モーターショー、OPEN ROADに展示されたヴェゼルModulo Xを見逃すな！
2019年10月25日〜11月4日まで、東京ビッグサイトで開催されている「第46回東京モーターショー2019」。例年とは異なり、有明エリアと青海エリアという２つの会場で開催されているが、その両会場をつなぐ「OPEN ROAD」にも、注目の車両が展示されている。
東京モーターショー2019「VEZEL TOURING Modulo X」の販売予定車両が展示決定！
有明エリアと青海エリアをつなぐ全長約1.5kmの「OPEN ROAD」には、スーパースポーツやカスタムカーなど、様々な車両を展示。そのなかに１台、ホンダアクセスが開発する純正コンプリートカー・シリーズの最新モデル『ヴェゼル・ツーリング Modulo X」が展示されている。
Modulo Xは、ホンダアクセスが展開するアクセサリー・ブランド「Modulo」のコンセプトをさらに昇華し、１台のコンプリートカーとして仕立てたモデル。メーカーが開発・製造を行うだけに、高いトータルバランスや内外装の質感が特徴だ。
このModulo Xシリーズは、これまで先代N-BOX、N-ONE、ステップワゴン、フリード、S660に設定されており、今回のヴェゼルは第6弾。シリーズ初のSUVモデルとなる。
ベースとなっているのは、都市型（アーバン）SUVとして人気のヴェゼルで、1.5リッター直噴ターボを搭載した「ツーリング」グレード。専用デザインのフロントバンパーやリアアンダースポイラーのほか、リアスポイラー、さらにブラック塗装されたフェンダーモールやサイドミラーなどを備える。ホイールもModulo X専用デザインの18インチを装着する。
前後ホイールは18インチ。タイヤはミシュラン製PS3で、サイズはツーリングと同じ225/60R18を履く。
内装は、ほかのModulo Xシリーズ同様に革巻きステアリングやインパネまわり、シフトノブ周辺の素材やステッチが専用となるほか、ヴェゼル・ツーリング Modulo Xではヘッドレスト一体式のシートを採用している。
3代目フィットに用意された純正アクセサリー「カスタマイズドシート」に似た形状の一体式シート。ヘッドレスト部にModulo Xのロゴが刺繍される
ヴェゼル Modulo Xについては、ユーザーから希望も多く寄せられ、またSUPER GTのホンダブースでもコンセプトモデルが展示されて大きな注目を集めるなど市場からの期待の高さを感じさせたが、今回の展示車両は市販予定のモデルそのもとのこと。まだ具体的な発売次期や価格についての発表はないものの、ほぼこのままの内容で市販されるという。
【S-GT】いつ売るの!? ホンダブースにVEZEL Modulo X conceptが登場
2014年1月の東京オートサロンに展示されたヴェゼル Modulo concept
ヴェゼルといえば、2013年に登場したコンパクトクラスの都市型SUV。現在では欧州市場や北米市場だけでなく、アジア諸国でも発売されるなどホンダの基幹グローバルモデルとなっている。ホンダアクセスでは当初より開発に着手し、2014年1月の東京オートサロンには「ヴェゼル modulo concept」を出展するなど長期に渡って開発を続けていたが、ついに待望のModulo Xが発売される。
トヨタC-HRに新設定されたS-T“GR SPORT”（273万2000円）。1.2Lターボと6速MTを組み合わせる
そして2019 東京モーターショー直前、10月18日にはライバル車種であるトヨタ・C-HRがマイナーチェンジを発表。同じくメーカー開発のコンプリートモデルである”GR SPORT”を設定するなど、両車の乗り味の違いにも注目が集まりそうだ。
ホンダアクセスによると、ヴェゼル・ツーリング Modulo Xの発売次期は2019年内を予定しているのこと。次号ホンダスタイル（12/20売）では、ヴェゼル・ツーリング Modulo Xの試乗インプレッションや開発者インタビューなど、その魅力を徹底解説する予定。お楽しみに！
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）