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ブリッツのTUNING ECUやPowerCon/PowerThroが、S660のマイナーチェンジ後モデルに対応

ECUを始めとする電子制御パーツから、サスペンションやマフラーなどチューニングパーツを幅広く開発・販売するBLITZ(ブリッツ)。なかでも発売以来、高い人気を博しているのがホンダS660用の電子制御系パーツたちだ。

そのホンダS660は2020年1月にマイナーチェンジを受けたが、ブリッツのS660用パーツは早くもマイナーチェンジ後モデルへの適合を確認、販売を開始した。

2020年1月にマイナーチェンジを受けたS660。ブリッツのチューニングECUは6MTモデルにのみ対応する

純正コンピュータ(ECU)のデータをブリッツオリジナルのチューニングデータに書き換えることで、車両の持つポテンシャルを最大限に発揮するのが、ブリッツの『TUNING ECU(5万円)』だ。

純正ECUのデータを直接変更するため、純正のメリットや各種機能、車両個体差による安全マージンは残しつつ、トラブル無くECUチューンを行うことができる。

スピードリミッターの解除やレブリミットの引き上げ、ブーストリミッターの引き上げに加え、ブーストコントロール、燃料マップ、バルブタイミングを最適化することにより、ブースト圧の垂れを最小限に抑え、更なるレスポンスアップとパワー、トルクアップを実現。またスロットルマップや点火時期を最適化することで、エンジンのフィーリングを向上させる。

エアクリーナーやマフラーの吸排気が純正を使用するノーマル車両から、ブリッツのコアタイプエアクリーナーおよび「NUR SPEC」マフラー装着車両まで幅広く対応するのも特徴だ。

そして、もっと気軽にチューニングを楽しみたいというオーナーにオススメなのが『Power Thro(5万円)』だ。アクセル開度に応じたトルク特性を発揮するパワーコントロール制御により、従来型のスロットルコントローラーでは実現できなかったパワーアップを可能にした。

アクセル開度、経過時間より制御マップを自動選択する『AUTOモード』が5モード、燃費重視の『ECOモード』が5モード、段付きのないスムーズな加速を目指したノーマル+αの『SPORTモード』が10モードに加え、ブースト圧によるエンジン負荷率をスロコンにフィードバックして制御に反映させる『スマートモード』が5モード、合計25種類のモードを搭載。制御方法と特性が異なる多彩なモードで、オーナーの好みにあったフィーリングを実現する。

また別売のスクランブルスイッチを接続することで、標準搭載される25モードに加えてスクランブルモードが使用可能となる。スクランブル時間は30秒/180秒/常時の3種類から設定が可能。ノーマル車両に標準搭載されるアイドリングストップやスポーツモード等の機能を、エンジン始動時から切り替えることができる『スタートコントロールシステム(SCS)』機能を搭載。エンジン始動時からアイドリングストップのキャンセルや、スポーツモードへの切り替えが可能となり、煩わしいスイッチ操作が不要となる(オプションの接続ハーネスが必要)。

そして完全コネクターオン設計で、電源などの配線加工が一切不要なカンタン装着ながら、ブースト圧を最適に制御することでスムーズなブーストアップとパワーアップを実現してくれるのが『Power con(3万5000円)』だ。

『Power Thro』および『Power con』は、前述のチューニングECUを含め、純正以外のECUとの同時装着はできないが、複雑な設定が必要なく手軽にパワーアップを楽しみたいユーザーには最適な製品といえる。6MT/CVTの両車に対応しており、6MT車で8.2PS、CVT車で2.6PSのパワーアップを実現するという。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)