Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. MOTORSPORTS
  3. 【動画】アメリカのレースシーンでACURAを駆る、ふたりのチャンピオンドライバーがマシンを交換してみたら…!?

【動画】アメリカのレースシーンでACURAを駆る、ふたりのチャンピオンドライバーがマシンを交換してみたら…!?

世界的な脅威となっている新型コロナウィルスにより、2020年シーズンの開幕を見合わせているアメリカンモータースポーツ・シーン。ホンダはエンジンマニュファクチャラーとしてインディカー・シリーズに参戦しているほか、ACURA(アキュラ)ブランドでIMSAシリーズに参戦している。

2019年シーズンのACURAは、IMSAの最高峰クラスであるデイトナプロトタイプと、市販レーシングカーで争われるGTDというふたつのクラスでチャンピオンを獲得。それぞれのドライバーであるリッキー・テイラーとトレント・ハインドマンが、お互いのマシンを交換してドライブするという動画が公開された。

まだアメリカ本土で新型コロナウィルスの感染拡大が認められる前、2020年2月に行われたという撮影では、リッキー・テイラーとトレント・ハインドマンがフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイを走行している。

2人はともにACURAブランドでIMSAシリーズを戦うが、リッキー・テイラーはチーム・ペンスキー、トレント・ハインドマンはメイヤーシャンク・レーシングと所属チームが異なり、ともにIMSAの他カテゴリーのマシンをドライブするのは初めてだという。

2019年のセブリング12Hでポールポジションを獲得した6号車ARX-05

デイトナプロトタイプクラスに参戦する『ACURA ARX-05』と、市販レーシングカーである『NSX GT3 Evo』の違いは外観からも明らかだ。純レーシングカーとして開発されたARX-05は車体の内外にカーボンを多用し、車両重量は2050ポンド(約930kg)。いっぽうのNSX GT3 Evoは量産車をベースにハイブリッドシステムを下ろすなどして製造された市販レーシングカーで、車両重量は2822ポンド(約1280kg)となる。

セブリング12Hでは、GTDクラスに参戦するNSX GT3 Evoも同クラスのポールポジションを獲得

エンジンは両車ともに3.5リッターV6ツインターボだが、中身は完全な別モノ。ARX-05は60度のバンク角を持つレース専用ユニットで、いっぽうのNSX GT3 Evoは75度バンクで、基本的には量産車のエンジンと違いはない。

ちなみに両車のタイム差を2019年シーズンの予選タイムで比較すると、ARX-05は1分45秒865に対し、NSX GT3 Evoは1分59秒917。コースによってタイム差は変化するだろうが、日本のSUPER GTにおけるGT500とGT300よりもマシン差は大きいといえそうだ。

公開された動画内におけるリッキー・テイラーとトレント・ハインドマンは終始リラックスした表情を見せているが、やはり普段のレース中はデイトナプロトタイプ・クラスのARX-05に抜かれてばかりのトレント・ハインドマンのほうが、同車をドライブできる機会に興奮を隠しきれないように感じられる。

リッキー・テイラー
1989年生まれ、2014年よりIMSAシリーズに参戦。2018年シーズンからアキュラ・チームペンスキーに加入し、デイトナ・ロレックス24時間、セブリング12時間、プチ・ルマン、ロングビーチ・グランプリなどで優勝を果たしている。

トレント・ハインドマン
1995年生まれ、IMSAシリーズへの参戦は2017年から。幼少時からカートやフォーミュラマシンでレースに参戦していたが、2018年にメイヤー・シャンクレーシングに参加し、デイトナ24時間とプチ・ルマンで2位表彰台を獲得した。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)