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【11th CIVIC】正式発表が待ちきれない! 北米市場向けの新型シビックが先行公開。気になるタイプRの登場はいつ!?

2021年4月14日、ホンダの北米法人は、11代目となる新型シビックの市販モデル画像を先行公開した。今回、明らかになったのは画像1点のみで、車両価格はじめ詳細は、4月28日に予定されている正式発表で明らかになるという。

今回、2022年モデルとして発表された新型シビックは、歴代11代目にあたるモデル。すでに2020年11月12日にプロトタイプが発表されているが、市販型になっても外観における変更点はほとんどない。現時点で公開されたのはシビックセダンのみだが、まもなくハッチバックも発表されるようだ。

2020年11月に発表されたプロトタイプ。生産型と異なるのはホイールのデザインとサイドミラーの処理くらい。外装色はソーラーフレアパール

シビックは北米におけるホンダの屋台骨を支える存在といってよく、10代目の現行モデルはセダンやハッチバックのほか、北米専用ボディのクーペ、そして北米専売スポーツグレードのSiセダン、Siクーペ、そしてトップモデルのシビック・タイプRと多彩なバリエーションを誇る。

このうちセダンおよびクーペの2ボディは北米工場、ハッチバックおよびタイプRはイギリス・スウィンドン工場にて生産が行われていた。しかしスウィンドン工場が2021年末で閉鎖されることを受け、北米市場向けの新型シビックはセダンをカナダのオンタリオ州アリストン工場、ハッチバックはインディアナ州の工場にて生産される予定となっている。

新型シビックセダンの外観は、低くて広いスタンスや低いベルトライン、空気抵抗を考慮したキャビンなど「歴代のホンダデザインから得たインスピレーション」を元に、シビックを象徴するスポーティで高級な新しいスタイルへと進化させたとのこと。

“過去のシビックの時代を超越したデザインと人間重視の価値観を踏まえながら、『ドライバーと同乗者のためのトータルな環境を最大化する』というホンダの人間中心の設計思想となる『M・M思想(マン・マキシマム・メカ・ミニマム)』を優先しました”

開発を手掛けたデザイナーやエンジニアは、新型シビックをこのように説明している。

また内装については、インパネデザインを再設計することでドライバーの前方視界を向上したほか、タッチ式スクリーンを備える新型9インチフルHDディスプレイオーディオなど、複数の新しいテクノロジーを導入。安全運転支援技術は最新の「ホンダセンシング」を採用し、乗員と歩行者の衝突保護などが強化された。

このシビックセダンに続き、ハッチバック、Siシリーズの発表が予定されているが、パワートレインについてはハイブリッド(e:HEV)の存在も噂されている。そしてなによりホンダファンが気になるのは、次期型シビック・タイプRの発売時期だろう。詳細な車両スペックに加え、ハッチバックと同様にインディアナ州で生産されるのかなど、2021年の注目の存在といえそうだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)