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【ACURA】第二世代NSXの最終進化モデル「タイプS」、世界限定350台のレアモデルがいよいよ生産開始【SH-AWD】

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ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは1月20日、『NSXタイプS』(Acura NSX Type S)の生産を、米国オハイオ州メアリズビルの「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター(PMC)」で開始した。

NSXタイプSは世界限定350台の販売となり、そのうち日本市場への割り当ては30台。アキュラでは、350台のNSXタイプSは完売したと発表している。

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NSXタイプSの生産が行われるPMCは、2016年に登場した第二世代NSXを生産するために建てられた専門工場。最新の生産設備を熟練した技量を誇る職人が使用することで、NSXのようなスーパースポーツモデルの生産を実現している。PMCの従業員は約100名で、NSXのほかRDXやMDX、TLXの「PMCエディション」の生産も行っている。

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NSXタイプSには、350台限定生産であることを示す専用のシリアルプレートが装着される

2016年に販売が開始されたNSXは、2019年モデルにおいてリアまわりの改良を中心としたマイナーチェンジを受け、2020年モデルではボディカラーに新色が追加された。

2022年モデルとなる「タイプS」は、ボディ外観をデザインも変更されるなど、第二世代NSXにおいては初のビッグマイナーチェンジとなるが、同時にファイナルモデルとなることが発表されている。販売台数は全世界で350台限定で、内訳は北米市場が300台、ホンダ・ブランドとして導入される日本仕様が30台、そのほか市場向けが20台となる。

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NSXタイプSは、3.5リッターV6ツインターボ・エンジンに専用チューニングが施され、燃料インジェクターや新作タービン、さらに新設計のインタークーラーなどを装着している。

エンジン単体での最高出力は、NSXから20hpアップとなる520hp。最大トルクも、56.1kg-mから61.3kg-mへと5.2kg-m向上した。

ハイブリッドシステム全体での最高出力は600hp、トルクは68kg-mに達しており、ファイナルギアの変更や電子制御システムの変更により、加速性能やハンドリング性能を大幅に引き上げている。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)