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【CBR1000RR-R】スーパースポーツ・カテゴリーを牽引する「ファイアーブレード」の30周年記念モデルが受注開始

ホンダの誇るスーパースポーツ、CBR1000RR-R。ペットネームであるFIREBLADE(ファイアーブレード)は、それだけで車名として通じるぐらい広く知られるところとなったが、その名称を初めて戴冠したモデルが登場したのは1992年のこと。

2022年モデルのCBR1000RR-R FIREBLADE SP(欧州仕様)中央が30th ANNIVERSARYだ

初めてFIREBLADEの名称が与えられた、1992年式CBR900RRの登場から30年目を迎える今年、後継モデルであるCBR1000RR-Rに2022年モデルが登場。さらにスペシャルカラーリングなどを採用した30周年記念モデルが、受注期間限定で設定された。

30周年記念モデルは、’22年4月中旬までの受注期間限定販売

初代ファイアーブレード・CBR900RRが誕生してから今年で30年めを迎えるにあたり、ホンダは現行モデルの「CBR1000RR-RファイアーブレードSP」をベースとした特別仕様車「30thアニバーサリー」を発表した。

ボディカラーには、初代ファイアーブレードをイメージしたトリコロールの「パールグレアホワイト」を採用。ただしカタログモデルではなく、2022年4月17日(日)までの受注期間限定として販売される。

そんな特別仕様車「30thアニバーサリー」も気になるところだが、ベースとなっているCBR1000RR-Rは、2022年モデルでいくつかのマイナーチェンジを受けている。まずはその2022年モデルから紹介しよう。

コンセプトは「Total Control for the Track」メインステージはサーキットだ

2022年モデル CBR1000RR-R(日本仕様)車両価格は242万円

現行モデルのCBR1000RR-R FIREBLADEは、「トータル・コントロール・フォー・ザ・トラック」をコンセプトに、サーキットで本領発揮するマシンとして開発が進められた。この「トータル・コントロール」というコンセプトは、初代CBR900RRから受け継がれてきたテーマでもある。

日本国内で販売開始されたのは2020年3月で、2022年モデルは初のマイナーチェンジとなる。標準車とSPという2モデル展開に変更はなく、ボックス型のウイングレットを備え、0.270という優れたエアロダイナミクスを誇るカウル形状も継承される。

2022年モデル CBR1000RR-R SP(日本仕様)車体色はマットパールモリオンブラック

数値における変更点でいうと、エンジン本体は圧縮比を13.4へとアップ。最高出力218ps/14500回転、最大トルク11.5キロ/12500回転のスペックに変更はないが、最新の電子制御システムと組み合わせ、圧倒的な高性能を誰にでも乗りやすく楽しめる1台としている。

車体まわりでは、コーナーからの脱出速度をより高めるべく、ドリブンスプロケットを40Tから43Tへとショート化。6軸IMUによる最新の電子制御システムをはじめ、脚まわりやブレーキに変更はない。

前後サスペンションは標準モデルがSHOWA製、SPではオーリンズ製を採用する。ブレーキも標準モデルとSPでは異なっており、それぞれニッシン製/ブレンボ製が装着される。

30周年記念モデルは受注期間限定となるが、標準車およびSPはカタログモデルとして販売。SPはグランプリレッド/マットパールモリオンブラックの2色展開で、車両価格は278万3000円

操作系ではスロットルバイワイヤの最適化が図られ、スロットル操作に対する応答性やレスポンスが向上。エンジンパワーを確実に路面に伝達するトラクションコントロール機能、ホンダセレクタブルトルクコントロール(HSTC)については、より効率を高める方向でリセッティングされた。

基本ライディングモードは3種類で、出力特性(P)、エンジンブレーキ(EB)、ウィリーマネジメント(W)を統合制御。6000/7000/8000/9000rpmにセットできるローンチコントロールも標準装備する。

SPベースの「30thアニバーサリー」は283万8000円(税込)

そして30thアニバーサリーは、2022年モデルのCBR1000RR-R FIREBLADE SPをベースに、1992年に登場した初代CBR900RR Firebladeをイメージさせるカラーリングを施したもの。2022年モデルに共通するデザインとして、フロントカウル左右に「RR」そして「HRC」のロゴが配置され、燃料タンクカバーの上方にも30周年記念ロゴが描かれている。

燃料タンクの上方、トップブリッジには30thアニバーサリーだけのシリアルナンバーが刻まれるほか、Honda SMART key本体にも記念ロゴがデザインされている。

キーを携帯していればイグニッションON/OFF操作やハンドルロック操作が可能になる。CBRエンブレムやウイングマークが描かれるのは共通だが、30th Anniversaryでは専用ロゴも刻まれる。

メーターまわりは大型液晶に一括表示。イグニッションをONにすると、メーターパネル内に浮かび上がる30周年ロゴを眺められるのは、オーナーだけの特権だ。

ハンドルまわりのレイアウトは2022年モデルも変更なし。標準車/SPともにライディングモードは3種類で、モード1〜3の順にトラック、スポーツ、レインとなる。30thアニバーサリーのベースであるSPは、オーリンズ製電子制御サスを標準装備しており、電子制御サスの設定も連動して変化する。

またブレンボ製フロントブレーキキャリパーも標準装備するほか、電光石火のシフトチェンジを実現するクイックシフターを標準装備。このクイックシフターの制御についても最適化が行われている。

排気系では、アクラポビッチ製マフラーを標準装備とするのはベースモデルと同様。ただしサイレンサー部分には、「30th ANNIVERSARY」と記された特別仕様になっている。

シート形状は薄く幅広だが、ライディングポジションの自由度は高い。言うまでもなくタンデムシートは必要最小限だ。またCBR1000RR-R SPのバッテリーは、軽量コンパクトなリチウムイオン製を採用している。

999ccの排気量から最高出力218psを発揮するエンジン。ボア×ストロークは81.0×48.5mmという超ショートストロークユニットだ。2022年モデルでは、吸気流速を上げることで中速域における加速性能が向上。またエキゾーストパイプの集合部形状と触媒構造が変更され、排気抵抗の最適化が図られている。

CBR1000RR-R SP 30thアニバーサリーの車両価格は、283万8000円(税込)。ベースモデルであるSPから5万5000円アップとなるが、その内容を考えれば価格差はリーズナブルといえるだろう。

ただし30thアニバーサリーはカタログモデルではなく、2022年4月17日までの受注期間限定販売。ただし受注状況によっては、期間終了前に受付を中断、または終了する場合もあるとのこと。

気になっている人は是非お早めのオーダーをオススメしたい、究極のファイアーブレードだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
SPECIFICATION
□ボディサイズ: 全長2100×全幅745×全高1140mm
□ホイールベース: 1460mm
□シート高: 830mm
□車両重量: 201kg
□エンジン: 水冷直列4気筒DOHC
□ボア×ストローク: 81.0×48.5mm
□総排気量: 999cc
□圧縮比: 13.4
□燃料供給: PGM-DSFI
□最高出力: 160kW(218PS)/14500r.p.m.
□最大トルク: 113Nm(11.5kg-m)/12500r.p.m.
□燃料タンク容量: 16L
□変速機: 6速リターン
□ブレーキ形式(F/R): 330mmダブルディスク/220mmディスク
□タイヤサイズ(F/R): 120/70ZR17/200/55ZR17
□メーカー希望小売価格: 283万8000円
□受注期間: 2022年2月25日〜2022年4月17日