【ACURA】これは次世代NSXへのプロローグ!? アキュラ、北米にて新型EVスポーツのデザインスタディモデルを公開
2023年8月17日(現地時間)、ホンダの現地法人であるアメリカン ホンダ モーターは、カリフォルニア州ぺブルビーチで開催された「モントレー カー ウィーク2023」において、高級車ブランドACURA(アキュラ)の新型SUVである「ZDX」「ZDXタイプS」を発表した。
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そしてもうひとつのサプライズが、『ACURA Electric Vision Design Study(アキュラ エレクトリック ビジョン デザイン スタディ)』の発表である。こちらは実車展示はなく、ティザー映像および画像でのお披露目となったが、車名のとおり次世代の高性能EVスポーツモデルに関するデザインスタディだ。
つまり「デザインの方向性を示す」コンセプトモデルだが、そのフォルムは明らかにスーパースポーツを連想させるもの。ちょっと(かなり!?)気の早い話だが、第三世代NSXの登場に期待が膨らんでしまう。
アキュラ エレクトリック ビジョン デザイン スタディ(以下エレクトリック ビジョン)については、パワーユニットや駆動方式、ボディサイズなどの情報は一切発表されていない。暗闇のなかに浮かび上がるように映されたフォルムは、ルーフラインやフェンダーの盛り上がりが強調されており、いかにもスーパースポーツらしい佇まいだ。
キャビンスペースは車体中央やや前方に位置しているように見え、フロントノーズは低く短く、そして全体的にワイド&ローなフォルムが印象的。フロント正面の画像には、ノーズ先端と左右、そしてACURAのAエンブレムが鮮やかにグリーンに輝いている。
フロントと同様、リアまわりもグリーンのネオンで彩られるほか、下部にはデュフューザーらしき造形も見ることができる。なおリアのエンブレムは、新型ZDX/ZDXタイプSとは異なり、Aエンブレムではなく「ACURA」のブランド名が小さく掲げられる。この手法は、先立って欧州にて発表された市販EV「ホンダe_Ny1」と同様だ。
ホンダは、2022年4月12日に発表した「四輪電動ビジネスの取り組みについて」において、2030年までに世界市場で30車種の新型EVを展開すると明らかにした。
そのなかには実用車両だけでなく、「スペシャリティ」「フラッグシップ」というふたつのEVスポーツモデルが含まれていることも発表していたが、このエレクトリック ビジョンは後者の登場に繋がる1台なのだろうか。となるとホンダの次世代EVラインナップにおいてフラッグシップに位置するスーパースポーツは、意外にはやく登場するのかもしれない。
(text:Honda Style Web)