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【オーナー紹介】かつての全日本ラリー王者もハマる、S660の面白さ! DIYチューンでサーキットドライブを楽しむ

2023年11月5日、ホンダ車だけの走行会「オンリーホンダチャレンジラン」が茨城県・筑波サーキットTC1000にて行われた。当日は軽自動車のS660やN-ONEから、現行シビック タイプRまでと幅広いホンダ車が集結! そんな「オンリーホンダチャレンジラン」に、愛車とともに参加したオーナーさんを紹介しましょう!

ミニサーキットのTC1000が会場ということもあり、この日は多くのS660が参加。なかでも明らかにペースが早く、ときには車両姿勢が乱れるようなことがあっても巧みなマシンコントロールを見せていたS660がいた。前期型のみに設定された、プレミアムビーチブルー・パールのS660をドライブするのは島田親吾さんである。

島田親吾さんというオーナーのお名前を聞いて、ピンとくる人は相当のモータースポーツファンに違いない。かつて全日本ラリー選手権にドライバーとして参戦した島田さんは、1987年(Aクラス)と1989年(Bクラス)の2度に渡ってチャンピオンを獲得。日産がラリー参戦のために発表したホモロゲモデル、マーチRの開発にも関わった。

ラリーの第一線から離れた後はジャーナリストとして活動し、ドライビングについて記した著書も発表している。

競技としてのモータースポーツからは離れたものの、現在でも趣味としてドライビングの楽しさを追い求めており、愛車のS660でサーキット走行を楽しんでいる。

島田さんがS660を購入した理由は、もともとホンダのファンであったことと、ボディサイズや価格帯が手頃なミッドシップ×ターボエンジン×MTという組み合わせだったからとのこと。

車高調サスやECU、タービンはすべてSEEKER製で揃えており、マフラーは無限製を装着。ボディは基本的にオリジナルだが、各部にエアアウトレットを設けるなどして排熱性を高めている。

「S660は運転することが非常に楽しく、スポーツカーとして素性の良さを感じます。ただ熱ダレによるパワーダウンが気になってしまうので、ボディのあちこちにDIYでダクトを追加しています。モディファイの効果がすぐに体感できることも、S660の魅力のひとつかもしれませんね」

自身のドライビングテクニックに関してもまだまだ新しい発見があるそうで、今後もサーキット走行を楽しみながら、愛車とともにレベルアップをしていきたいそうだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎、photo:Kiyoshi WADA 和田清志)