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【世界一】ホンダS660の誕生10周年を記念し、パレードランのギネス記録にチャレンジ! みごとに832台で記録達成👏

ホンダの軽2シーター・オープンスポーツのS660が発売されたのは、2015年4月のこと。その誕生10周年を記念したイベントが2025年11月15日に三重県・鈴鹿サーキットで行われた。

鈴鹿サーキットといえば、F1をはじめSUPER GT、スーパーフォーミュラなどホンダだけでなく日本のモータースポーツを象徴する聖地だが、今回のイベントで目標に掲げられたのは「世界最大のホンダ車パレード」。展示やミーティングではなくパレード(ラン)という点がポイントで、832台のS660が鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを走行し、みごとにギネス世界記録を達成した。

こちらはS660のオーナーズクラブ「S660 Chubu Community」が、S660の発売から10周年を迎える2025年に記憶だけでなく記録にも残るイベントを実現したいという想いから企画されたもの。

当日は早朝から好天に恵まれ、全国各地から来場したS660が鈴鹿サーキットの交通教育センターに集結。各参加車両はボディカラーごとに分かれて駐車し、まずはこちらでS660の開発者によるトークショーが行われた。

トークショーでは、S660のLPL(開発責任者)である椋本 陵 氏をはじめ、当時の開発メンバーが多く来場。開発時のエピソードでは、従来の車両開発とは異なり部室のような大部屋で仕事に臨んでいたこと、開発メンバーの個性的な性格、開発では何度も壁にぶつかって開発計画が立ち消えになるような大ピンチもあったことなどが語られた。

そんな経緯を経て発売されたS660が多くのオーナーに受け入れられ、こうして10周年を迎えたこと。これまで数多くのミーティングに参加してきた開発メンバーも、これほど多くのS660が揃ったイベントは初めてであることなどが話され、あらためてオーナーへの「感謝」が伝えられた。

そして午後1時になると、いよいよ全車が国際レーシングコースへ移動を開始。サーキット敷地内の移動とはいえ、800台ものS660がレーシングコースに入るだけでも、大変な時間がかかってしまう。そのため複数の箇所からコースインを行い、スタッフの誘導によってホームストレートとピットロードに整列が完了。

整列が終了したあとは、しばしコース上で撮影タイムが設けられたあと、午後2時半からブリーフィングが開始。パレードランの注意事項が伝えられた。今回の目標はパレードランの世界記録であるため、ギネスがパレードランと定義している条件をクリアしなければならない。

一定以上の速度で、一定の時間を走り続けなければパレードランとは認められないため、車間距離を空けすぎないこと、急な加減速で後続車両に迷惑をかけないこと(とくに急ブレーキは渋滞発生の原因となる)、一定時間を走り続けるため、走行中にトイレへ行きたくなっても対応が難しいので事前に済ませておいてほしいなど。

なんせ800台を超える参加車両のため、少しでも車列が乱れると全車がコースに入ることができなくなったり、コース上に停車する車両が発生したらパレードランとは認められない。もちろん鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを使用できる時間にも限りがあるため、正真正銘の一発勝負。このブリーフィングを終えると、参加者のあいだにも一気に緊張感が走りだした。

そしていよいよパレードランがスタート! ボディカラーごとに横3列に並んだS660が時速12km/hで走り出していく。車間距離は10mで、間隔が長すぎても短すぎてもスムーズなパレードランの実現には支障をきたしてしまうが、そこは運転マナーの良いS660オーナーたち。S660の隊列が、まるで生き物のように鈴鹿サーキットのレーシングコースを埋め尽くしていった。

パレードランは2周にわたって行われ、アクシデントもなく無事に終了。このパレードランのために来場したギネスワールドレコーズ公式認定員の審査により、832台のホンダ・S660による今回のチャレンジは『ホンダ車による最大のパレード(Largest parade of Honda cars)』として認定された。

この世界記録認定発表は鈴鹿サーキットの表彰台にて行われ、登壇した主催者やS660開発メンバー、そして表彰台下のピットロードに集まったS660オーナーたちからは歓喜の声と拍手があがった。S660オーナーによる世界一へのチャレンジは、大成功という結果で終了した。

(TEXT:Honda Style Web)